キーワードは「コンパクト」と「ウォーカブル」
道路・マイカー中心の「成長・拡大」志向のまちづくりは、人口減少・財政難に直面する中で限界を迎えています。
今こそ「持続可能」志向のまちづくりへの転換が求められています。
「歩いて暮らせる群馬」へ革命的転換
群馬県では、人口減少・高齢化社会を迎えた今もなお、「7つの交通軸構想」など幹線道路を中心とした道路インフラ整備による「マイカー中心」「拡大志向」のまちづくりが中心軸となっています。
しかし今後、過度のマイカー依存による公共交通の衰退が高齢化によって増える交通弱者の足を奪いまた郊外に広く拡散した道路や下水道などの都市インフラの維持管理コストが次世代に重くのしかかることは必至です。
後藤かつみは、富山県や石川県などに学び、まちづくりの軸を「道路・マイカー中心」から転換し、「公共交通」の利便性を高め、中心街や旧役場周辺の賑わいを戻すことで、徒歩や自転車が県民の足となりうる「コンパクト」なまちづくりを提言しています。
ハコモノ「大後悔時代」に正面から向き合う
今、全国の自治体が、高度成長時代に建ててきた学校や体育館、文化会館などの公共施設の維持・更新費を賄い切れない状況に苦悩しています。しかし、群馬県では、コンベンション施設建設計画など、今もなお、大型公共施設の建設計画が後を絶ちません。
私たちは、まず既存の公共施設の維持・更新に必要な将来負担を把握し、住民に公開することで、厳しい現実から逃げずに今後の公共施設のあり方を真摯に議論します。同時に、これからの新規ハコモノ計画に対しては、採算性や将来負担などを厳しくチェックすることで議会としての責任を果たしていきます。